
【選定剣《是非》】
| 正式名称 | ジェイドトライアングラー |
| 属性 | 電気 |
| 装備箇所 | 背中 |
| 使用時 | 両手持ち |
| 重量 | 513マゾ |
| 攻撃力 | 37000 |
| 突き | ぴったり |
| 斬り | かたい |
| 打撃 | うすい |
| 防御力 | -1578 |
| 魔法力 | レベルに比例して上昇 |
| 射程 | 当たるまで振ってください |
| 使用回数 | 多い日で3回? |
| かっこよさ | 惜しい |
| せつなさ | 消滅 |
| いやらしさ | 一握り |
| 特殊能力 | 是か非かを問うことができる。 |
| 発動条件 | 相手の心臓に突き刺す。 |
取り扱い説明書
基本的には接近戦用の対人格闘兵器ですが、戦闘以外の使用目的も持っている大刀です。
刀身から滲み出す目に優しい光は、荒んだ人々の心を癒します。
使用時には膨大なエネルギーを消費しますので、エネルギーが切れるたびに12時間の充電が必要になります。
充電しながら使用すると癖になってしまい、エネルギーの減りが早くなってしまいます。
ですから充電をするときは、完全にエネルギーが切れた状態で行ってください。
決して、斬り・突き・お湯を沸かすこと以外には使用しないでください。

刻まれし記憶
昔、若くして勃起不全になってしまった男がいた。
いまだ情愛を知らぬというのに……
己の運命を呪い、嘆き、憎んだ男は、心を閉ざした。
だがある日。
寝坊して遅刻しそうになっていた男は、曲がり角でパンをくわえている女とぶつかってしまう。
そのとき、男の中で積み上げられていた諦観の壁は崩れ去っていった。
男と女は恋に落ち、二人はお互いの心を愛し合った。
女は、男が勃起不全であると知っても優しい微笑みを浮かべていた。
その微笑みが男の中に眠っていた想いを蘇らせる。
愛する人を満足させられないことほど、辛いことはない。
男は考えた。
勃起不全の自分でも、恋人を悦ばせることができる方法を……
男がそれを完成させたのは、一人で部屋に籠もるようになってから十数年が過ぎた時だった。
目に優しそうな光で構成されたバイブレーター。
いつの間にか三十路を歩き始めていた男は魔法使いになる資格を得ており、男の作ったバイブには魔法の力が込められていた。
男の作り上げしバイブは、手にする者が一番必要とする(相手の膣内に合わせた)形状に変化する。
「これでようやくあいつを満足させることができるぞ」
男がバイブ片手に会いに行ったとき、女は別の男の腕に包まれていた。
長すぎた孤独の時間は男の想いを募らせ、そして女の想いを違う色に塗り替えてしまっていた。
人を愛することに決して肉体的快楽が必要なわけではない。
そう身を持って知らされた男の手には、まるで大剣のように巨大な形状となったバイブが握られていた。
かくして、殺すことも絶頂させることも可能な……2つの意味で「相手を天国にイかせる」夢の武器は生まれた。
男の愛と希望と無念が詰まったバイブは【ジェイドトライアングラー】と名付けられ、後に選定剣と呼ばれる存在になる。
選定剣《是非》
選定剣《甲乙》
選定剣《虚実》
選定剣《正邪》
選定剣《清濁》
選定剣《不可》
これら全ての剣が元はバイブだったことを……
私達は語り継いでいかなければいかない。
